仕事中にイヤホン禁止は古い!生産性アップのためのイヤホンのススメ

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かなで
かなで

ふくみみ先輩、仕事中にイヤホンするのって良くないと思いますか?

ふくみみ
ふくみみ

ううん、私自身は仕事の能率アップに良いと思ってる。

かなで
かなで

そうですよね!私もそう思うんですけど、上司にダメって言われちゃいました。

ふくみみ
ふくみみ

なんで?

かなで
かなで

「非常識だ」って。

ふくみみ
ふくみみ

確かに昔は仕事中にイヤホンはタブー、てイメージあったけど、今は仕事の仕方が全然違うからなあ。むしろイヤホンしてた方が生産性上がるのよね。

かなで
かなで

でも上司アタマ固いから、意見を言っても聞く耳持たなくて。

ふくみみ
ふくみみ

「上司」というのは、自分の中に無い感覚は存在しないと考える生き物よ。よく覚えておいて(笑)。

かなで
かなで

え〜ん!イヤホンがダメなんてものすごく時代遅れ!

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オフィスって、意外と集中できません

「オフィス」という言葉は、「仕事をする環境が整っている場所」という感じがしますよね。
でも、現実は全く逆です。
人は、顔を合わせれば言葉を交わさずにはいられない。
同じ空間に人が集まっていたら、誰かがどこかでおしゃべりをしている、という状況は避けることが出来ません。

昭和年代でしたら「時間割」という概念が強かったので、「◯時〜○時が休憩、それ以外は仕事の時間」とメリハリがありました。
また、規則の強制力が強かったので皆が一律の行動をしていました。
「仕事時間中はしゃべるな」と言えば、皆が何も疑問を感じずそのように行動できていたのでしょう。

でも、今は自由が良しとされる時代です。

休憩時間は個人の裁量に任せられ、オフィスには「休憩中」の人と「仕事中」の人が混在しています。休憩中の人は仕事中の人に、つい、話しかけてしまいます。
仕事中の人は無視をするわけにもいかないので簡単にでも応答をする。

その瞬間に集中力は切れてしまいます。
仕事を再開しようとすると「え〜と、どこまでやったっけ?」から始まります。
もう少しで浮かびそうだった良いアイデアは消え去ってしまいます。

とある一日の例

私の実体験を振り返ってみます。

  • Aさんがトイレに行く途中に私の席を通りかかる。その際に3分ほど雑談
  • Aさんがトイレに向かう。話を聞いていた向かいの席のBさんに話しかけられ2分雑談
  • Aさんがトイレから戻るときにさっきの続きを5分雑談
  • 上司Cに呼ばれ、5分業務指示を受ける
  • Dさんがトイレに行く途中に私の席を通りかかり挨拶
  • 会社に滅多に来ない営業のEさんが出社し、10分雑談
  • 隣の席におしゃべり好きのFさんが座り(会社はフリーアドレス)、5分に一回程度雑談に付き合わされる(どうやら沈黙が苦手らしい)

この後もAさんはトイレに行くたびに私に話しかけ、Fさんはずーっとしゃべり続け、もちろんこの日は目標の半分しか仕事が終わりませんでした。

こういう日は、仕方がないので事務用品にロゴシールを貼ったり、大量の定型書類にハンコを押すなどの単純作業を進めるようにします。

かなで
かなで

単純作業も大事な仕事で、いつかはやるものなので別に良いんですけどね!

ふくみみ
ふくみみ

でもこの環境が続いちゃうと辛いよね

イヤホンはオフィスで集中するために大いに役に立つ

上記の例でわかるとおり、一人ひとりの雑談時間は短くても、いろんな人が一人の人に話しかけるのでその人のロスタイムはすごい時間になります。
人のいい人、話しかけやすい人ほどたくさんの人から話しかけられます。
その人自身は真面目で一生懸命仕事をしたい、と思っていても、結果として仕事の進捗は悪くなります。集中できていないのでミスも多くなり、評価が下がってしまいます。

上の人たちはコミュニケーションコミュニケーションて言うけど、コミュニケーションて薬にもなるけど毒にもなる(上の人たち、コミュニケーションの「用量用法」がわかってますか?)。

さて、そこで大いに役に立つのが「イヤホン」です。
まず第一に、「見た目のアピール」ができます。
「今、忙しいから話しかけんといて〜」というアピールです。
ただし、いつもイヤホンをしているキャラに認定されてしまうと、「今忙しい」という意味は薄れてしまいますが。
それでも何もないよりは話しかけにくくはなります。

次に、音楽の効能で脳を集中モードに持っていったり、ポジティブに持っていったりすることが出来ます。
音楽と脳の関係は深く、科学的根拠も証明されています。
私はYouTubeなどの「集中向け音楽」をよく聴きます。
こういうものを聴くと、全くやる気が出なかった資料作りが不思議とスラスラと出来ちゃうのですよね。
音楽の周波数が脳の集中する機能を持つ部分を刺激して活性化するから・・・とかなんとかそんなことらしいです。

仕事中に聴いていいもの、聴いてはいけないもの

ふくみみ
ふくみみ

「音楽」ならなんでもいいのかな?

かなで
かなで

正確に言うと、音楽ではなく「環境音」が良いみたいです!

本来、脳はマルチタスクに出来ていないため、あまりメロディーや歌詞が強いものだと脳のリソースはそちらに向いてしまいます。
せっかく「おしゃべり」から逃れたくてイヤホンをするのに、音楽が気になって集中できず同じ状況になってしまいます。

ですが、何も音がないより少しの雑音があった方が脳が活性化することは科学で証明されているそうです。
つまり集中するのに良いのは「環境音」なのです。

最近はさらに脳波の研究が進み、脳を活性化させる音波を持つアンビエントミュージックが作られています。
YouTubeにはそうした動画がたくさんあります。
試しに何か聴きながら仕事をしてみてください。
数分したらいつの間にかものすごい「集中モード」になっていることに気づくでしょう!

自分の脳に合うものと合わないものがありますので、いろいろ聴いてみたら良いのではないかと思います。

イヤホン反対派は「見た目」を気にする

イヤホンは集中して仕事をするには良いことしかない気がしますが、上司はなぜ「ダメ」と言うのでしょうか?

たしかに10年前はダメと認識されるのが当たり前でした。
「職場でイヤホンはダメ」が常識とされていました。

また、「イヤホンをしていると仕事で聞きたいことがあるときに話しかけられない」とか「電話が鳴っていることに気づかない」などと言われます。

昔は今みたいにメールやチャットが無かったですから、聞きたいことがあったら直接話かけるしかなかったのです。
そんな時なら「話しかけづらい」ということが仕事に大きな支障をきたすのは分かります。
また、電話もしょっちゅう掛かってきます。

昔のコントでは何台もの電話の受話器を顎下にいっぱい挟んで髪を振り乱している姿を笑うネタ、よくありましたよね。

こんな状況ではいちいちイヤホンを外して電話に出る、なんて非効率で仕方ありません。

でもそれは10年も20年も前の話。

今は業務連絡はメールやチャットで行う方が効率的です。

最初のエピソードの通り、相手が話しかけたい時、相手の都合に合わせて対応していたらこちらの仕事が終わりません。

聞く方は余程の至急案件でない限り、メールやチャットで用件を送るのが相手の邪魔をせず思いやりがある行動と思います。

(「音に気づかない」というのは限度の話で、イヤホンそのものを否定することにはならないと思います。電話が鳴っていることに気づかないくらいの爆音だとしたら、それは注意をするべきです。仕事に支障をきたしていますからね。)

***

話は変わりますが、「音楽を聴きながら仕事をする」ということの認識はだいぶ緩くなってきているように思います。

その背景には、ストレスが産み出す深刻な社会問題があります。
仕事のストレスにより鬱を発症する人が増大し、自殺率も増えました。

仕事とストレスの関係の研究がすすみ、音楽がストレス軽減の一役を担うということがわかってきました。
そのためストレス解消のために音楽を聴きながら仕事をすることは悪いことではない、という認識は今では一般的になりました。

実際、私たちの上司も「ストレスを溜めないための施策として社員に何を提案するか」といった議論では、音楽を聴きながら仕事をすることに大賛成していたのです。
ですがオフィスでイヤホンをしているのを見ると、注意したくなるのはなぜでしょうか?

要は「見た目」なのです。

理論的に話をすれば、音楽が仕事をする上で有効だということを理解してもらえます。
が、イヤホンをしている姿は「遊んでいる」「不真面目」「社会人らしくない」などの見た目の印象を与えるようです。

起こっていることは同じで、イヤホンで「音楽を聴いている」だけなのですが、昔の感覚から抜けられないと見た目に違和感を感じてしまうのですね。

ふくみみ
ふくみみ

上司は「対話が大事」ということを過信しすぎる感じもあるよね

かなで
かなで

直接対話することのメリットはもちろんあるけど、メリハリが大事です!

おわりに〜大事なのは表面的な見た目か結果か?

イヤホンをしながら仕事をするのは、業務の効率をよくするため。
若い企業ほど、その有効性をうまく利用しているように思います。

そもそも「仕事中に音楽を聴いてはいけない」などと規則づけることが馬鹿馬鹿しい。
成果を上げるならやり方は個人の自由で良いじゃない、という考え方が主流になってきています。

その流れに乗れない会社はどんどん淘汰されていく運命。
何が大事か、柔軟に見極めていく必要がありますね。

これからの会社や上司がするべきことは「仕事中にイヤホン禁止」という決め事を作ることではなく、「何がゴールか」「何が成果か」を明確にしていくことではないでしょうか。

繰り返しますが、その成果が上がるなら音楽を聴きながら仕事をしようが、お菓子を食べながら仕事をしようが、どうでも良いことだと思うのです。
社員は提示された成果(あるいは自分から提案して約束した成果)を上げるためにどうすれば良いかを自分で考える必要がありますが、それこそ仕事の面白さです。

「成果主義」は能力格差を拡大する懸念はありますが、仕事の仕方としては絶対にモチベーションが上がります。

今の日本の会社はまだ終身雇用の雰囲気を引きずって、仕事をしない人の肩を持つような風潮もあります。
「出る杭は打たれる」とか。

成果を上げるために、自分の生産性を上げるために、イヤホンを使って周りとの距離を調整したり、音楽で脳波を調整して集中力を高めたり、など、どうすれば自分をやる気にさせ、生産性を上げることができるかを考えられる社員がたくさんいる方が、面白い会社になると思いませんか?

かなで
かなで

効率アップして脳のリソースが増えたら、今まで無かったようなアイデア出てきそう!

ふくみみ
ふくみみ

「成果」って、事務業にも当てはまりますよ!事務業だってアイデア次第でいろんな貢献ができるんです!

\事務業も会社の業績アップに貢献できるんです!/

小さな会社の儲かる整頓

かなで
かなで

これ、ふくみみ先輩が入社した時、社長が「読んでみて」と渡してくれた本ですね!

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